Notta × Claude Code で会議の議事録を自動要約するワークフロー——文字起こしから要点整理まで

Notta × Claude Code で会議の議事録を自動要約するワークフロー——文字起こしから要点整理まで

NottaのAI文字起こしとClaude Codeを組み合わせて、オンライン会議の議事録作成・アクションアイテム抽出・技術仕様要約を自動化するワークフローを解説。コマンド例・プロンプト例つき。

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エンジニアのゆとです。

フリーランスになって最初の3ヶ月、週に7〜10本のオンライン会議があった。

クライアントとの仕様確認、チームの進捗共有、下請けとの調整——。会議自体はまあいい。問題は終わった後だ。「議事録を書いてください」「アクションアイテムをまとめて共有」という要求が毎回来る。

録音はしてある。メモもある。でも会議が終わった直後のテンションで議事録を書き上げるのがつらい。次の会議が1時間後に入ってるのに。

この悩みを解決するためにNottaとClaude Codeを組み合わせた。今は会議終了から議事録配布まで、実質15分で終わらせている。どういうワークフローか、コマンドとプロンプト例つきで説明する。

問題の構造

議事録作成がつらい理由は3つに分解できる。

1つ目は「書き起こしの手間」。録音を聞き返しながらメモするのは会議時間の倍かかる。1時間の会議は最低2時間の作業になる。

2つ目は「要約の判断コスト」。「重要な決定事項」「宿題事項」「次回アジェンダ」をそれぞれどこから拾うかの判断を毎回やるのが疲れる。仕様確認の会議と、進捗共有の会議では、拾うべき情報の種類が違う。

3つ目は「技術的な要約の難しさ」。クライアントに送る議事録と、開発チームに送る技術メモは書き方が違う。前者は「〇〇機能を追加することになった」、後者は「APIエンドポイントを新設する必要があり、認証はJWT、DBスキーマの変更が伴う」みたいに粒度が変わる。

Nottaが解決するのは1つ目。Claude Codeが解決するのは2〜3つ目だ。

notta.ai
Notta公式 — Claude Code連携を試す(14日無料) 本記事のワークフローを再現するには Notta Pro が必要。月1,800分の文字起こしで議事録作業がゼロになる。

Nottaの役割: テキスト化を全自動にする

NottaはAI音声認識ツールで、オンライン会議の録音・文字起こしを自動でやってくれる。

ZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsにはそれぞれ公式の文字起こし機能があるが、日本語精度や書き出しの柔軟性でNottaに劣るケースが多い。特にZoomの日本語文字起こしは「聞いたらわかるが書いたら意味不明」な出力になることが頻繁にある。

Nottaは会議にボットとして参加させるか、録音ファイルをアップロードするだけで文字起こしが完了する。出力フォーマットはTXT/SRT/DOCX/PDFに対応しており、話者識別も自動でやってくれる。

Notta公式サイトはこちら

実際の文字起こし精度は、技術的な議論(コード名・ライブラリ名・サービス名が多く出る)でも80〜85%程度の精度が出る。完璧ではないが、後でClaude Codeに要約させるための素材として使うなら十分だ。

Claude Codeの役割: 素材を情報に変換する

Nottaが出力したテキストファイルをClaude Codeに渡す。ここからが本番だ。

Claude Codeはローカルのファイルを直接読み込めるので、ファイルをどこかにアップロードする必要はない。プロジェクトディレクトリに置いて起動するだけでいい。

ワークフローの全体像はこうなる。

会議終了

Nottaが自動で文字起こし(10〜15分)

TXTファイルをダウンロード

Claude Codeに渡してアクションアイテム/技術仕様を抽出

整形して議事録として配布

ダウンロードと整形の部分は以下のコマンドで自動化している。

# プロジェクトディレクトリに議事録フォルダを作成
mkdir -p ~/projects/meeting_notes/$(date +%Y-%m)

# Nottaからダウンロードしたファイルを移動(例: ZoomMeeting_20260430.txt)
mv ~/Downloads/notta_*.txt ~/projects/meeting_notes/$(date +%Y-%m)/

# Claude Codeをその場で起動
claude

実際に使っているプロンプト

Claude Codeに渡すプロンプトは用途別に3パターン用意している。

パターン1: クライアント向け議事録

クライアントに送る議事録は非技術者にも読める形式で出力させる。

以下の会議記録から、クライアント向けの議事録を作成してください。

フォーマット:
- 会議概要(目的・参加者・日時)
- 決定事項(番号つきリスト)
- アクションアイテム(担当者・期日つき)
- 次回会議の確認事項

注意点:
- 技術用語はカタカナ英語で言い換える
- 「〜する予定」「〜を検討」は区別して明示する
- 「確認します」「後で共有」は具体的な期日があれば期日つきで記録、なければ「要確認」とマークする

会議記録:
[notta_output.txt の内容をここに貼る、またはファイル参照]

出力例はこんな感じになる。

【2026-04-30 定例MTG 議事録】
参加者: ゆと、田中様(クライアント)、鈴木様(デザイン)

■ 決定事項
1. ダッシュボードのUIはFigmaの案Bで確定
2. リリース日を5月15日に設定
3. モバイル対応はフェーズ2に後回し

■ アクションアイテム
- ゆと: 要件定義書の最終版を5/2までに送付
- 田中様: テスト用アカウントを5/5までに発行
- 鈴木様: デザインデータの書き出し、5/3まで(要確認)

パターン2: 開発チーム向け技術メモ

同じ会議の記録から、エンジニア向けの技術仕様メモを別途出力する。

以下の会議記録から、開発チーム向けの技術仕様メモを作成してください。

含めるべき情報:
- 技術的な決定事項(採用技術・アーキテクチャ・API設計方針など)
- 実装上の制約(セキュリティ要件・パフォーマンス基準・外部サービス連携など)
- 未解決の技術的課題(要調査・要検証事項)
- コード・スキーマの変更が必要な箇所

Markdown形式で、見出しはh2を使用してください。

会議記録:
[テキスト]

この出力はそのままNotionのDBに貼り付けるか、GitHubのIssueにコピーしている。

パターン3: バッチ処理(複数会議分を一気に処理)

月末に溜まった会議メモをまとめて処理するときはシェルスクリプトで回す。

#!/bin/bash
# process_meetings.sh
# ~/projects/meeting_notes/2026-04/ 以下のTXTを全部処理

MEETING_DIR=~/projects/meeting_notes/$(date +%Y-%m)
OUTPUT_DIR=~/projects/meeting_notes/$(date +%Y-%m)/summaries

mkdir -p "$OUTPUT_DIR"

for f in "$MEETING_DIR"/*.txt; do
  filename=$(basename "$f" .txt)
  echo "処理中: $filename"
  
  claude --print "以下の会議記録からアクションアイテムと決定事項を抽出してください。箇条書きで、担当者名があれば必ず記載。

$(cat "$f")" > "$OUTPUT_DIR/${filename}_summary.md"
  
  echo "完了: ${filename}_summary.md"
done

--print フラグを使うとClaude Codeが非インタラクティブモードで実行されるので、スクリプトから呼べる。月10〜20本の会議記録をこれで一括処理することがある。

実際の時間短縮

体感ではなく、実際に計測した数字を出す。

1時間の技術打ち合わせを想定したとき:

作業以前Notta + Claude Code
文字起こし40〜60分0分(Notta自動)
アクションアイテム整理15〜20分3分(プロンプト実行)
クライアント向け議事録20〜30分5分(出力確認・微修正)
合計75〜110分8〜10分

全部合わせて8〜10分。残りは確認と微修正だけ。この差は積み重なると週で5〜7時間、月で20〜28時間になる。

料金とコスト感

Nottaのプランはいくつかあるが、フリーランスで週3〜5本の会議があるならプレミアムプラン(年払い月額1,185円)で十分まかなえる。月30時間の文字起こし上限があるが、週5本×1時間=月20時間なので余裕がある。

Nottaを試してみる(公式サイト)

Claude Code側はMax Plan(月$100)を使っているが、会議録の処理はトークン消費量が比較的少ない。1本の会議録(文字起こし約10,000字)の処理で消費するトークンは出力込みで1万トークン前後。仮に月100本処理しても、Max Planのバジェットでは全体の数%にしかならない計算だ。

合計コスト: 1,185円(Notta年払い)+ $100(Claude Code Max)= 月約16,000円

1時間の時給を換算すると、月20時間節約で時給800円の計算になる。まあ安い。フリーランスで単価が高い人ほど、この投資効果は上がる。

notta.ai
Notta Pro — 月1,399円で時給800円の節約効果 14日無料体験で本記事のワークフローを試す。Claude Code 連携で議事録時間が月20時間ゼロになる。

注意点とデメリット

正直に書く。

Nottaの文字起こし精度は環境によって落ちる。 複数人が同時に話す会議、背景ノイズが多い環境、固有名詞が多い技術的な議論——これらのシーンで精度が落ちる。80〜85%の精度が出るのは、静かな環境・1対1〜3人程度の会議が条件だ。10人以上の全体会議では50〜60%に落ちることもある。

Claude Codeの出力は確認が必要。 プロンプトの精度を上げれば出力品質は上がるが、それでも「聞き間違い起因の誤情報」はたまに入ってくる。Nottaの文字起こしにミスがあれば、それがそのままClaude Codeに渡ってしまう。完全ノーチェックは危険。最低限の目視確認はする。

会議参加者への説明が必要。 Nottaボットが会議に参加する場合、参加者に「録音・文字起こしをしています」と伝える必要がある。特に初回の取引先相手には最初に説明してから有効化するようにしている。

こんな人に向いている

  • フリーランスやプロの方で、週に4本以上オンライン会議がある
  • 議事録の作成をクライアントに求められているが、手動で書く時間が惜しい
  • Claude Codeをすでに使っていて、会議録処理もワークフローに組み込みたい
  • 開発チームとクライアントに、同じ会議から別々のドキュメントを出す必要がある

逆に向いていない人:

  • 会議が月数本程度(無料プランで足りる)
  • 文字起こし精度にシビアで、「90%以上じゃないと使えない」という人
  • Claude Codeを使っていない(Claude Codeなしでも使えるが、この記事で紹介したワークフローは組めない)

まとめ

NottaがテキストにしてClaude Codeが情報に変換する——この2段階ワークフローで、議事録作業は「書く仕事」から「確認する仕事」に変わった。

時間的なコストで言えば、1本の会議録処理が75〜110分から10分以内に短縮できている。週4〜5本の会議がある人なら、月に20〜30時間のリターンが期待できる。

Nottaは7日間の無料トライアルがある。まずは1〜2本の会議で試してみて、出力の精度感をつかんでからプランを検討するのがいいと思う。

Nottaの詳細を公式サイトで確認

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