Chatwork vs Slack vs Microsoft Teams——フリーランスエンジニアが現実的に使えるビジネスチャット比較【2026年版】
フリーランスエンジニアの立場でChatwork・Slack・Microsoft Teamsを比較した。クライアントから「使ってください」と言われたツールを受け入れるケースも含め、それぞれの現実的な評価をまとめた。
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エンジニアのゆとです。
フリーランスになって気づいたことの一つは、「ビジネスチャットは自分で選べない」ケースが多いということだ。
クライアントがChatworkを使っていれば Chatwork を入れる。Teamsを使っていれば Teams を入れる。複数のクライアントと並行して仕事をすると、スマホに3つのアプリが入っていることも珍しくない。
ただ、「自分の案件管理」や「自分から提案する場合」はどれを選ぶかは決められる。その判断基準をこの記事でまとめる。
3ツールの基本スペック
Chatwork
Chatworkは日本発のビジネスチャットツール。国内の中小企業での普及率が高く、特に製造業・不動産・建設系のクライアントを持つ人はよく使う。
2026年現在の料金:
| プラン | 月額(年払い) | 主な機能 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 5グループ・過去40日分の履歴 |
| Business | 800円/人 | 無制限グループ・無制限履歴 |
| Enterprise | 1,200円/人 | 管理機能強化・シングルサインオン |
日本語UIのみ、日本企業向けのサポート体制が特徴。UIが古めだが学習コストは低い。
Slack
Slackはエンジニアコミュニティでの利用率が最も高いチャットツール。GitHubやJiraとの連携が豊富で、スタートアップ・IT系企業を中心に普及している。
2026年現在の料金:
| プラン | 月額(年払い) | 主な機能 |
|---|---|---|
| Free | $0 | 90日分の履歴・10アプリ連携 |
| Pro | $7.25/人 | 無制限履歴・無制限アプリ |
| Business+ | $12.50/人 | 高度な管理・SLA |
| Enterprise Grid | 要見積もり | 大企業向け |
Freeプランは90日でメッセージが消えるのが痛い。長期プロジェクトには Pro が必要になる。
Microsoft Teams
Microsoft 365(旧Office 365)のエコシステムに組み込まれたチャットツール。Office・SharePoint・OneDriveとの親和性が高く、大企業・公共機関での採用率が高い。
2026年現在の料金:
| プラン | 月額(年払い) | 主な機能 |
|---|---|---|
| Teams Essentials | $4/人 | 会議60時間・5GB OneDrive |
| Microsoft 365 Business Basic | $6/人 | Exchange・SharePoint込み |
| Microsoft 365 Business Standard | $12.50/人 | OfficeアプリPC版も含む |
Microsoft 365 Business Basic($6)は「Teams + クラウドOffice」のセットで考えると割安感がある。
機能比較
コア機能
| 機能 | Chatwork | Slack | Microsoft Teams |
|---|---|---|---|
| テキストチャット | あり | あり | あり |
| ファイル共有 | あり | あり | あり |
| ビデオ通話 | あり(Chatwork Live) | あり(Huddles) | あり(会議機能) |
| スレッド返信 | あり | あり | あり |
| メンション | あり | あり | あり |
| タスク機能 | あり(簡易) | なし(App連携) | なし(Planner連携) |
Chatworkはチャット内でタスクを直接作れる。簡易だが「このメッセージをタスクにする」がワンボタンでできて地味に便利。
外部連携
| ツール | Chatwork | Slack | Microsoft Teams |
|---|---|---|---|
| GitHub | 非公式連携 | あり(公式) | あり(GitHub for Teams) |
| Google Drive | 制限あり | あり | 弱い |
| Notion | 制限あり | あり | 制限あり |
| Zoom | なし | あり | なし(Teams会議が前提) |
| Zapier | あり | あり | あり |
エンジニア目線では Slack のGitHub連携が最も実用的。PRのレビュー通知・Issueコメント通知をSlackに飛ばすのはデファクト。
TeamsはMicrosoftエコシステムとの連携が強く、GitHub for Teamsも使えるが、Slackほど設定の自由度がない。
Chatworkは外部ツール連携は弱め。Zapierを使えば対応できるが、手間がかかる。
検索性能
ビジネスチャットで長期運用するとき「過去のやり取りを検索できるか」は重要。
Slackは全文検索が強力で、ファイル・リンク・スレッド横断の検索ができる。Freeは90日制限があるが、Proなら制限なし。
Teamsも検索は機能するが、SharePointとのデータ分散があって若干把握しにくい。
Chatworkは検索はできるが、精度・速度でSlackに劣る印象がある。
フリーランスエンジニアとしての現実
正直に言うと、フリーランスエンジニアはツールを選べないことの方が多い。
僕のケースで言うと:
- クライアントA: Slack(IT系スタートアップ)
- クライアントB: Chatwork(製造業系)
- クライアントC: Teams(大手クライアント)
3つ並走していた時期があった。通知の優先度管理が大変で、結果的にiPhoneの集中モード設定を見直すはめになった。
自分から提案できる場合の基準:
エンジニア系・スタートアップ → Slack
既にMicrosoft 365環境 → Teams(追加コストなしで使える)
クライアントが中小企業で日本系 → Chatworkが通りやすい(相手が知ってるから)
費用の現実的な比較
フリーランス個人で使う場合のコスト感:
Slack Pro: $7.25/人/月(年払い) → 月$7.25 Teams: Microsoft 365 Business Basic なら月$6/人
Slackの方が若干高いが、GitHubやNotion連携を考えるとエンジニアにはSlackの方が投資対効果が高い。
Chatworkはクライアントに誘われて使う分は相手が払っているケースも多い。
ビジネスチャットのサブスク料金は、業務使用であれば経費になる。複数ツール並走していても、業務利用比率に応じて計上できる。確定申告時に忘れずに。
結論
「何を選ぶか」より「クライアントが何を使っているか」で決まるのがフリーランスの現実だ。
ただ、自分から提案できる場面では:
- エンジニアとして GitHub・Notion 連携を重視するなら Slack
- クライアントがMicrosoftエコシステムにいるなら Teams(追加費用なし)
- 日本の中小企業相手が多いなら Chatwork(相手への説明コストが低い)
3ツールを比べると機能差は確かにあるが、日常業務での支障は「慣れ」でカバーできる範囲のことも多い。まず試せるFreeプランで触ってみるのが一番早い。


