ZeroClaw インストール手順ガイド|macOSでの導入と初期設定

ZeroClaw インストール手順ガイド|macOSでの導入と初期設定

Rust製AIエージェントランタイム「ZeroClaw」をmacOSにインストールする手順を解説。GitHub Releasesからの導入、APIキー設定、OpenClawからの移行まで。

エンジニアのゆとです。

この記事では、Rust製AIエージェントランタイム「ZeroClaw」のmacOSへのインストール手順をまとめます。ZeroClawを試そうと思った経緯やOpenClawとの比較は、こちらの記事に書いています。

OpenClawを使ってみて感じたこと + ZeroClawへの期待
OpenClawを使ってみて感じたこと + ZeroClawへの期待AIエージェントランタイム「OpenClaw」を数週間使った体験談と、Rust製の後継「ZeroClaw」に期待すること。RAM消費・コスト・セットアップの実体験をまとめました。読む →

所要時間は10分程度。バイナリ1つ置くだけで動きます。

前提条件

  • macOS(Apple Silicon または Intel)
  • ターミナル操作ができること
  • AIプロバイダーのAPIキー(Anthropic、OpenAI等)
  • (任意)OpenClawが既にインストール済みだと移行が試せる

インストール方法

方法1: GitHub Releasesからバイナリ(おすすめ)

2026年2月時点で最も確実な方法です。ビルド不要で、ダウンロードしてパスを通すだけ。

# ダウンロード(Apple Siliconの場合)
curl -fsSL -o /tmp/zeroclaw.tar.gz \
  "https://github.com/zeroclaw-labs/zeroclaw/releases/download/v0.1.6/zeroclaw-aarch64-apple-darwin.tar.gz"

# Intel Macの場合は aarch64 を x86_64 に置き換え

# 展開してパスの通った場所にコピー
cd /tmp && tar xzf zeroclaw.tar.gz
cp /tmp/zeroclaw /opt/homebrew/bin/zeroclaw
chmod +x /opt/homebrew/bin/zeroclaw
zeroclaw --version
# => zeroclaw 0.1.6

/opt/homebrew/bin にHomebrewが入っている場合はそこに。なければ ~/bin/ 等の任意のパスに置いてください。

方法2: Homebrew(2026年2月時点では未対応)

brew install zeroclaw-labs/zeroclaw/zeroclaw

2026年2月24日時点では公式tapが見つかりませんでした。今後対応される可能性があります。

方法3: ソースからビルド

Rustの開発環境が必要です。

git clone https://github.com/zeroclaw-labs/zeroclaw.git
cd zeroclaw
cargo build --release --locked
cp target/release/zeroclaw /opt/homebrew/bin/

初回セットアップ

インストール直後に zeroclaw doctor で環境チェックします。

zeroclaw doctor

出力例:

🩺 ZeroClaw Doctor (enhanced)
  [config]
    ✅ config file: ~/.zeroclaw/config.toml
    ✅ provider "openrouter" is valid
    ⚠️  no api_key set
    ⚠️  no channels configured
  [workspace]
    ✅ directory exists: ~/.zeroclaw/workspace
    ✅ disk space: 138805 MB available
  [environment]
    ✅ git: git version 2.39.5
    ✅ shell: /bin/zsh
    ✅ 6 CLI tools discovered

初回は「no api_key set」「no channels configured」の警告が出ますが正常です。

APIキー設定

設定ファイルは ~/.zeroclaw/config.toml に自動生成されています。

# プロバイダーを変更
default_provider = "anthropic"

# モデルを指定(コスト重視ならHaiku)
default_model = "claude-haiku-4-5-20251001"

# APIキーは [reliability] セクション内に記載(トップレベルではないので注意)
[reliability]
api_keys = ["sk-ant-api03-xxxxx"]  # ← 自分のキーに差し替え

対応プロバイダーは36種類。zeroclaw providers で一覧を確認できます。

OpenClawからの移行

OpenClawを既に使っている場合、メモリデータと設定を移行できます。

Step 1: ドライラン(確認のみ)

zeroclaw migrate openclaw --dry-run --source ~/.openclaw/workspace
🔎 Dry run: OpenClaw migration preview
  Source: ~/.openclaw/workspace
  Target: ~/.zeroclaw/workspace
  Candidates: 86

Step 2: 実行

zeroclaw migrate openclaw --source ~/.openclaw/workspace
✅ OpenClaw memory migration complete
  Imported: 86

ポイントは --source~/.openclaw ではなく ~/.openclaw/workspace を指定すること。

Step 3: ワークスペースファイルのコピー

SOUL.md等のidentityファイルは手動でコピーします。

cp ~/.openclaw/workspace/SOUL.md ~/.zeroclaw/workspace/
cp ~/.openclaw/workspace/AGENTS.md ~/.zeroclaw/workspace/
cp ~/.openclaw/workspace/HEARTBEAT.md ~/.zeroclaw/workspace/

identity.format = "openclaw" がデフォルトで設定済みなので、OpenClaw形式のファイルをそのまま読み込んでくれます。

基本コマンド

# バージョン確認
zeroclaw --version

# 環境診断
zeroclaw doctor

# システムステータス
zeroclaw status

# 対応プロバイダー一覧
zeroclaw providers

# メモリ統計
zeroclaw memory stats

# CLIでエージェントと対話
zeroclaw agent

# 設定管理
zeroclaw config

つまずきポイントとTips

Homebrew tapが見つからない

2026年2月時点では brew install zeroclaw-labs/zeroclaw/zeroclaw が動きません。GitHub Releasesからバイナリをダウンロードするのが確実です。

/usr/local/bin に権限がない

macOSではデフォルトで /usr/local/bin が存在しないか、書き込み権限がない場合があります。Homebrewがインストールされているなら /opt/homebrew/bin/ に置くのが手軽です。

config.tomlのapi_keysの場所

APIキーは [reliability] セクション内の api_keys に記載します。トップレベルではないので注意。

セッション永続化がない

v0.1.6時点でセッション永続化がありません。会話履歴はメモリ上に50メッセージまで保持されますが、再起動すると消えます。重要な情報は memory に保存しましょう。

まとめ

  • インストールはGitHub Releasesからバイナリで10分
  • Dockerも依存関係も不要、バイナリ1つで動く
  • OpenClawからの移行はコマンド一発
  • まだv0.1.6なのでプロダクション用途は時期尚早

ZeroClawを試そうと思った理由やOpenClawとの比較はこちら。

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