Wise(ワイズ)海外送金の使い方ガイド|登録から送金まで図解で解説【2026年版】
Wiseの登録方法、本人確認(マイナンバー)、海外送金のやり方を初心者向けに解説。送金できない時の対処法、手数料比較、デビットカードの使い方まで。
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エンジニアのゆとです。
「海外に住んでる家族にお金を送りたい」「留学中の子どもに仕送りしたい」「海外通販の支払いをもっと安くしたい」。こういう場面で銀行の海外送金を使うと、1回で3,000〜7,000円の手数料が飛ぶ。しかも本当に怖いのは、為替レートにこっそり上乗せされた「見えない手数料」。銀行が使う為替レートには1〜3%のマークアップが乗っていて、10万円送ると手数料とは別に1,000〜3,000円が消える。合計で5,000〜10,000円。
Wise(ワイズ)は、この「海外送金が高すぎる問題」をシンプルに解決するサービスだ。2011年の創業以来、世界1,600万人以上が利用していて、日本でも第1種資金移動業者として関東財務局に登録されている。
この記事では、Wiseの登録方法から実際の送金手順、手数料の仕組み、そして「送金できない」「本人確認が終わらない」といったトラブルの対処法まで、はじめて使う人でも迷わないように一通り解説していく。
そもそもWiseって何?銀行の海外送金と何が違うの?
Wiseを一言で説明すると「為替の隠れコストをゼロにした海外送金サービス」。
銀行の海外送金が高い理由は、コストが3層構造になっているから。
- 送金手数料: 三菱UFJで3,000円、みずほで5,500円、ゆうちょで2,500円
- 中継銀行手数料(コルレスチャージ): 送金経路の途中で中継銀行が抜く手数料。1,000〜3,000円。着金するまでいくら取られるかわからない
- 為替マークアップ: 銀行の為替レートは、市場レート(ミッドマーケットレート)に1〜3%上乗せされている。ここが一番大きい「見えない手数料」
Wiseはこの3層をぶち壊した。
- 送金手数料は0.5〜2%で送金前に確定(途中で変わらない)
- 為替レートはGoogle検索で表示されるのと同じミッドマーケットレートそのまま(上乗せゼロ)
- 中継銀行を使わないのでコルレスチャージなし
つまり「表示された金額がそのまま届く」。銀行送金の「着金してみないと最終額がわからない」というモヤモヤが一切ない。
Wiseの登録方法(最短10分で完了)
Wiseの口座開設はスマホかPCで完結する。銀行窓口に行く必要はない。
ステップ1: アカウント作成
下のリンクからWise公式サイトにアクセスして「会員登録」をクリック。メールアドレスを入力するか、GoogleアカウントまたはApple IDで登録できる。「個人アカウント」を選択すること。
ステップ2: 個人情報の入力
名前(ローマ字)、生年月日、住所、電話番号を入力する。パスポートや免許証の表記と一致している必要があるので、正確に入力しよう。
ステップ3: 本人確認(KYC)
ここが一番のハードルだけど、マイナンバーカードがあれば一瞬。
本人確認に使える書類の組み合わせは以下の通り。
- マイナンバーカード(これ1枚で完了。最速パターン)
- 運転免許証 + マイナンバー通知カード(通知カードは紙のやつ)
- パスポート + マイナンバー記載の住民票
スマホでカードの表裏を撮影し、セルフィー(自撮り)を撮れば提出完了。通常は1営業日以内に審査が終わる。
重要: マイナンバーは全員必須。日本居住者は日本国籍・外国籍を問わずマイナンバーの提出が法律で義務づけられている。マイナンバーカードを持っていない場合は、マイナンバーが記載された住民票を役所で発行してもらう必要がある。
ステップ4: 送金 or デビットカード申請
本人確認が終わったら、すぐに送金できる。デビットカードが欲しい場合はアプリから申請可能(物理カードは1〜2週間で届く。デジタルカードは即時発行)。
海外送金の具体的な手順(画面の流れ)
登録が終わったら、実際に送金してみよう。アプリでもWebブラウザでも手順は同じ。
1. 送金額を入力する
「送金する」ボタンを押すと、まず金額入力画面が出る。「送金元の通貨」と「送金先の通貨」を選んで金額を入力。たとえば「日本円で10万円をアメリカドルで送る」なら、送金元をJPY、送金先をUSD、金額に100,000と入力する。
この画面で即座に以下が表示される。
- 手数料の金額(例: 632円)
- 適用される為替レート(例: 1 USD = 148.05 JPY)
- 相手に届く金額(例: 671.22 USD)
- 着金予定日(例: 3月21日までに届く予定)
全部見えるので「実際いくら届くの?」という不安がない。
2. 送金先の情報を入力する
相手の名前、銀行名、口座番号(アメリカならRouting Number + Account Number)を入力する。過去に送ったことがある相手はワンタップで選べる。
送金先として登録できるのは個人の銀行口座だけでなく、相手のWiseアカウント宛でもOK。Wiseアカウント宛の場合はメールアドレスだけで送金できる。
3. 送金目的を選択する
「家族への送金」「生活費」「不動産購入」など、送金目的を選択する。これはマネーロンダリング防止のための法的要件なので、正直に選べばOK。
4. 入金方法を選んで支払う
Wiseに入金する方法はいくつかある。
- 銀行振込(手数料が一番安い。推奨)
- デビットカード(銀行振込より少し高い)
- クレジットカード(一番高い。カード会社によってはブロックされることもある)
銀行振込を選ぶと、Wise指定の日本の銀行口座が表示される。そこに振り込めば、Wiseが入金を確認してすぐに送金処理が始まる。振込名義はWiseの登録名と一致させること。
5. 送金状況を確認する
送金を開始すると、アプリやメールでリアルタイムに進捗が通知される。「入金確認中」→「両替中」→「送金中」→「完了」とステータスが変わっていく。50%以上の送金が即時〜数時間で完了し、90%が24時間以内に届く。
Wiseの手数料、ぶっちゃけいくらかかる?
具体的な数字で比較しよう。10万円をアメリカドルで送金する場合(2026年3月時点、1ドル=148円前後を想定)。
Wise
- 送金手数料: 約630円
- 為替レート: ミッドマーケットレート(上乗せなし)
- 相手に届く金額: 約671ドル
- 実質コスト: 約630円
銀行送金(三菱UFJ等)
- 送金手数料: 3,000円
- 中継銀行手数料: 1,000〜3,000円(不確定)
- 為替レート: 市場レートに約1.5%上乗せ
- 相手に届く金額: 約646ドル
- 実質コスト: 約5,000円
PayPal
- 為替マークアップ: 約3.5〜4%
- 受取手数料: 4.4% + 40円
- 相手に届く金額: 約643ドル
- 実質コスト: 約5,300円
同じ10万円でも、Wiseだと銀行より25ドル(約3,700円)多く届く。月1回の仕送りなら年間で約5万円の差、月2回なら約10万円の差になる。
手数料を安く抑えるコツは支払い方法を銀行振込にすること。クレジットカード払いだと手数料が2〜3倍になるが、これはカード会社の決済手数料がWise側にかかるため。Wiseがぼっているわけではない。
マルチカレンシー口座:複数の通貨を1アカウントで管理
Wiseのアカウントを開設すると、自動的にマルチカレンシー口座がついてくる。追加費用なし。
何ができるのか
- 40種類以上の通貨を1つのアカウント内で保有できる
- USD、EUR、GBP、AUD、SGDなど10カ国以上の現地銀行口座情報がもらえる
- 受け取った外貨をそのまま保持して、レートが良いタイミングで日本円に両替できる
個人ユーザーの活用例
海外に住む家族からの送金を受け取る場合。たとえばアメリカにいる子どもが余ったドルを日本の親に送りたい時、WiseのUSD口座番号を伝えれば、相手はアメリカ国内の銀行振込感覚で送れる。国際送金の手数料がかからない(もしくは極めて安い)。
受け取ったドルはWiseアカウント内でそのまま保持できる。すぐに円にする必要がなければ、円安のタイミングを待って両替するのも手。もちろん両替時もミッドマーケットレートが適用される。
海外通販をよく使う人なら、ドルやユーロを口座に置いておいて直接支払いに充てることもできる。
デビットカード:海外旅行・海外通販の最強カード
Wiseのデビットカード(Visa)はマルチカレンシー口座と連動していて、海外旅行や海外通販でめちゃくちゃ使える。
基本スペック
- 150カ国以上で利用可能
- 決済時にミッドマーケットレートで自動両替
- 該当通貨の残高があれば両替なしでそのまま決済(両替手数料ゼロ)
- 物理カードとデジタルカード両方発行できる
- アプリからカードの即時凍結・解除ができる
- ATM引き出し対応(月3万円相当まで無料、超過分は1.75%の手数料)
海外旅行での使い方
空港の両替所で現金を両替すると、3〜10%のマージンを取られる。1万円両替したら300〜1,000円が手数料で消える計算。Wiseのデビットカードなら、現地のお店でそのままカード決済するだけでミッドマーケットレートが適用される。差額がそのまま節約になる。
さらに賢いやり方は、旅行前にWiseアプリで現地通貨にあらかじめ両替しておくこと。たとえばハワイ旅行前に5万円分をUSDに両替しておけば、現地での決済はドル残高から直接引き落とし。両替手数料ゼロで使える。
海外通販・サブスク課金
Amazon.comやeBayでの買い物、Netflix海外版の課金など、外貨建ての支払いを日本のクレジットカードですると、カード会社が1.6〜2.2%の海外事務手数料を上乗せする。Wiseのデビットカードなら、該当通貨の残高から引き落とされるので海外事務手数料はゼロ。残高が足りなくても自動両替されて、普通のクレカより安い。
セキュリティ面
デジタルカードはオンラインショッピング専用に発行できる。不安なサイトではデジタルカードを使い、怪しいと思ったらアプリから即座に凍結して新しいカードを発行できる。物理カードを紛失した場合もアプリから一発で凍結OK。
Wiseで困ったときの対処法(トラブルシューティング)
Wiseは便利だけど、はじめて使う時にハマりがちなポイントがある。よくあるトラブルと対処法をまとめておく。
本人確認が終わらない / 時間がかかる
通常は1営業日以内に完了するが、書類に不備があると数日〜1週間かかることがある。最速で通すコツはマイナンバーカードを使うこと。運転免許証+マイナンバー通知カードの組み合わせだと、画像の不鮮明や情報の不一致で差し戻されるケースが多い。
差し戻された場合はメールで通知が来る。指摘された点を修正して再提出すればOK。セルフィーが暗い、書類の四隅が切れている、といった撮影ミスが原因のことが多い。
マイナンバーは本当に必須?
はい、必須。日本に住所がある人は、日本国籍でも外国籍でもマイナンバーの提出が法律で義務づけられている。「犯罪収益移転防止法」と「外国為替及び外国貿易法」にもとづくもので、Wiseに限らずすべての資金移動業者で必要。
マイナンバーカードを持っていない場合は、マイナンバーが記載された住民票(役所で300円程度で発行可能)と運転免許証やパスポートの組み合わせで対応できる。通知カード(紙の緑色のやつ)も使えるが、2020年以降に転居した場合は住所が変わっているため使えないことがある。
送金がキャンセルされた
送金がキャンセルされる主な原因は3つ。
- 入金期限切れ: Wiseへの入金には約2週間の期限がある。期限内に振り込まないと自動キャンセル。再度送金手続きをやり直せばOK
- 振込名義の不一致: Wiseに登録した名前と、銀行から振り込む時の名義が違うと弾かれる。旧姓のまま、カタカナ表記の違いなどに注意。家族名義の口座から振り込むのもNG
- 送金先の国の規制: 一部の国や地域では送金に制限がある。北朝鮮やイラン等の制裁対象国はもちろん、通貨規制のある国への送金はWise側で自動キャンセルされることがある
送金したのに相手に届かない(着金しない)
まずアプリで送金ステータスを確認。「保留中」になっている場合、Wiseから追加の本人確認や送金目的の確認を求められている可能性が高い。メールやアプリの通知をチェックして、求められた情報を提出すれば処理が再開される。
追加確認が入ると、2〜10営業日かかることもある。特に高額送金(100万円以上)や、はじめて送る国への送金では追加確認が入りやすい。焦らず対応しよう。
入金口座を間違えた
Wiseの指定口座ではなく、別の口座に振り込んでしまった場合。振込先の銀行が「受取人不一致」として拒否→自動的に返金されるのが一般的だが、返金まで数日〜1週間程度かかる。振込先の銀行に直接問い合わせるのが確実。
Wiseの指定口座には振り込んだが金額を間違えた場合は、Wiseのサポートに連絡すれば差額の調整か返金で対応してもらえる。
クレジットカードで支払えない
一部のクレジットカード会社(特に日本の一部発行元)がWiseへの決済をセキュリティ上の理由でブロックしていることがある。カードの問題なのかWiseの問題なのかわからない場合は、まずカード会社に電話して「Wiseへの決済を許可してほしい」と伝えてみよう。
ただし、そもそも銀行振込のほうが手数料が安いので、特別な理由がなければ銀行振込を推奨する。クレカ払いだと手数料が2〜3倍になるケースが多い。
アカウントがロックされた / 制限がかかった
短期間に大量の送金をした場合や、通常と異なるパターンの取引があった場合に一時的にアカウントが制限されることがある。これはマネーロンダリング対策として法律で求められているもの。Wiseのサポートから連絡が来るので、求められた書類(収入証明、送金目的の説明等)を提出すれば解除される。
Wiseが向いている人・向いていない人
向いている人
- 海外に住む家族への仕送りが月1回以上ある
- 留学中の子どもへの送金がある
- 海外通販(Amazon.com、eBay等)をよく使う
- 海外旅行が好きで現地決済を安くしたい
- 海外SaaSの課金を節約したい
- 外貨を保持して為替タイミングを自分でコントロールしたい
向いていない人
- 海外送金が年に1〜2回程度 → 銀行送金との差は数千円。口座開設の手間に見合わないかも
- 現金での受け取りが必要 → Wiseは銀行口座への着金が基本
- 大口の法人送金で銀行保証やL/C(信用状)が必要 → Wiseの守備範囲外
Wiseの安全性:ちゃんと信用できるの?
海外発のサービスにお金を預けるのは不安だと思う。結論から言うと、Wiseの安全性は銀行並みに高い。
- 日本の金融庁認可: 第1種資金移動業者として関東財務局に登録(登録番号: 関東財務局長第00040号)
- 資金保全: 利用者の資金は信託保全されている。万が一Wiseが倒産しても、預けたお金は返ってくる
- グローバル実績: 世界1,600万人以上が利用。TrustPilotで22万件以上のレビュー、評価4.3/5
- 上場企業: ロンドン証券取引所に上場。財務状況は公開されている
- 1回あたり最大1億5,000万円の送金に対応: 小口から大口まで対応
怪しいフィンテックスタートアップではなく、15年の実績がある上場企業なので、その点は安心して大丈夫。
まとめ:海外送金のコストは「サービスを変えるだけ」で激減する
海外送金のコストは、節約術とか交渉で減らすものではない。使うサービスを変えるだけで年間数万〜十数万円変わる。
Wiseのポイントを整理するとこう。
- 為替レートはミッドマーケットレート(隠れコストゼロ)
- 手数料は送金前に確定。途中で変わらない
- 50%以上が即時着金、90%が24時間以内
- マルチカレンシー口座で40通貨以上を保有可能
- デビットカードで150カ国で決済、ATM引き出しOK
- マイナンバーカードがあれば登録は10分で完了
- 日本の金融庁認可、上場企業、信託保全あり
銀行の海外送金手数料に「まあこんなもんか」と思っている人は、一度Wiseの送金シミュレーターで金額を入れてみてほしい。自分がいつも払っている金額との差に驚くはず。