Pipedrive vs HubSpot — 中小企業はどっちを選ぶべき?2026年最新比較
PipedriveとHubSpotを料金・機能・AI・向き不向きの観点で徹底比較。中小企業がCRMを選ぶときに「結局どっち?」を解決する判断フローも紹介します。
※ 本記事にはプロモーションが含まれています。記事内リンクから申し込みがあった場合、筆者に紹介報酬が発生します。内容は独自調査に基づいており、報酬によって評価が変わることはありません。 #PR
エンジニアのゆとです。
CRM選びで「PipedriveとHubSpot、結局どっちがいいの?」という質問をよくもらいます。どちらも中小企業向けCRMの代表格で、比較記事も山ほど出ている。でも読んでみると「どちらも良いツールです」で終わっていて、結局選べないパターンが多い。
この記事では公開情報ベースで料金・機能・AI・サポートを並べて比較した上で、「あなたのチームならどっち?」を判断できるフローまで用意しました。なお、料金データは2026年3月時点の公開情報に基づいています。SaaS料金は改定されることがあるので、最終的には各公式サイトでご確認ください。
3行で結論
Pipedrive: 営業パイプライン管理に特化。UIが直感的で、案件を前に進めることだけに集中したい5〜30名の営業チーム向け。
HubSpot: CRM+マーケティング+CS+CMSの全部入り。無料プランあり。マーケと営業を一元管理したいチーム向け。
判断基準: 「営業だけ強化したい → Pipedrive」「マーケも含めて一気通貫 → HubSpot」。これだけ覚えておけばOK。
ここからは具体的に掘り下げていきます。
料金比較 — 全プラン並べてみた
まず最も気になる料金から。以下は年払い時の1ユーザーあたり月額です。
Pipedriveの料金プラン
| プラン | 月額(年払い) | 月額(月払い) |
|---|---|---|
| Lite | $14(約2,100円) | $24 |
| Growth | $39(約5,850円) | $49 |
| Premium | $59(約8,850円) | $79 |
| Ultimate | $79(約11,850円) | $99 |
全プラン14日間の無料トライアル付き。クレジットカード不要で試せます。
HubSpotの料金プラン
| プラン | 月額(年払い) | 備考 |
|---|---|---|
| Free Tools | $0 | ユーザー5名まで。機能制限あり |
| Sales Hub Starter | $15/ユーザー | HubSpotロゴ除去、メール自動化など |
| Sales Hub Professional | $90/ユーザー(最低5シート) | カスタムレポート、シーケンス、予測AI |
| Sales Hub Enterprise | $150/ユーザー(最低10シート) | カスタムオブジェクト、高度な権限管理 |
料金の比較ポイント
初期コスト: HubSpotは無料プランがあるので、とりあえず始めるハードルはゼロ。Pipedriveは無料トライアル14日間のみ。ただし、PipedriveのLiteプランは月$14(年払い)なので、有料同士で比べるとPipedriveのほうが安い。
スケール時のコスト: ここが大きな分かれ目です。HubSpotのProfessionalプランは月$90/ユーザーで、しかも最低5シート(月$450〜)が必要。10人チームなら月$900。一方、Pipedriveは同等のPremiumプランでも月$59/ユーザーで、最低シート数の縛りがない。10人チームで年間約$3,720の差が出ます。
隠れコスト: HubSpotはCRM+マーケティング+CSを一つのプラットフォームで完結できるので、別途マーケティングツールの費用がかからない。Pipedriveでメールマーケティングをやるには別料金のCampaignsアドオン($13.33/月〜)か、Mailchimpなど外部ツールが必要。この「周辺ツールの総コスト」まで含めると、必ずしもPipedriveが安いとは限りません。
とにかく安く始めたい: HubSpot無料プラン
有料CRMで安さ重視: Pipedrive Lite($14/月〜)
チーム10名以上でスケール: Pipedriveのほうがコスト優位
マーケ含めたトータルコスト: HubSpotのほうが安くなるケースも
機能比較 — どこが違う?
パイプライン管理
Pipedrive: ◎ Pipedriveの存在意義そのものがここです。カンバンボード形式のパイプラインビューは、他のどのCRMよりも洗練されている。ドラッグ&ドロップの操作感、案件の一覧性、カスタムフィールドの柔軟性、どれをとっても「営業パイプラインの管理」に関してはPipedriveが頭一つ抜けています。Pipedriveの公式データでは、導入企業の営業プロセスが平均20%改善、管理業務が40%削減と報告されています。
HubSpot: ○ パイプライン管理機能はあるし、UIもTrello風で直感的。ただ、HubSpotはCRM以外の機能(マーケティングHub、サービスHub等)が同居しているので、パイプライン画面に到達するまでのナビゲーションがやや複雑。「営業だけに集中したい」ときの体験は、Pipedriveのほうがストレスがない。
マーケティング機能
Pipedrive: △ メールマーケティング(Campaigns)、チャットボット・Webフォーム(LeadBooster)はいずれも有料アドオン。CRM本体にはマーケティング機能がほぼ含まれていません。マーケティングまでPipedriveで完結させようとすると、アドオンの費用が嵩みます。
HubSpot: ◎ ここがHubSpotの真骨頂。無料プランでもフォーム作成、ランディングページ(30ページまで)、メール配信(月2,000通)、広告トラッキングが使えます。CRMに蓄積したデータをそのままマーケティングに活用できる一気通貫の設計は、他のCRMにはない強み。
AI機能
Pipedrive: ○ AI Sales Assistantがパイプラインデータを分析し、「この案件は3日間動きがない」「この時間帯のメール開封率が最も高い」といった実用的な推奨を出してくれます。派手さはないけれど、日々の営業判断に効くタイプのAI。Premiumプランでは複数メールの一括AI生成も可能。
HubSpot: ◎ Breeze AIブランドで展開されるAI機能群は充実しています。Breeze Copilot(チャット型アシスタント)、Breeze Agents(ワークフロー自動化)、Breeze Intelligence(データエンリッチメント)の3層構成。特に予測リードスコアリングはProfessionalプラン以上で使え、「どのリードに注力すべきか」をAIが判断してくれます。
CRMのAI機能をもっと詳しく比較したい方はこちら:

カスタマイズ・API
Pipedrive: ○ REST API、OAuth 2.0、Webhook対応。APIドキュメントも充実していて、Zapier/Make/n8nとの連携も簡単。500以上のアプリ連携に対応。ただし、Salesforce級の大規模カスタマイズには向かない。
HubSpot: ◎ APIの自由度はPipedriveより一段上。カスタムオブジェクト(Enterpriseプラン)、カスタムコード実行(ワークフロー内でNode.jsを実行可能)、1,700以上のアプリ連携。開発者コミュニティも活発で、技術ドキュメントの質が高い。
日本語対応・サポート
Pipedrive: △ UIは日本語化済みですが、カスタマーサポートは基本的に英語対応。日本での正規販売パートナーは株式会社Merが担当。ITreviewのCRM/SFA部門で顧客満足度最高評価の実績あり。
HubSpot: ○ 日本法人(HubSpot Japan)があり、日本語でのサポートを提供。日本語のナレッジベース、ブログ、コミュニティも充実。ただし無料プランでは人的サポートは限定的。
総合比較表
| 項目 | Pipedrive | HubSpot |
|---|---|---|
| 最安プラン | $14/月(年払い) | 無料 |
| パイプラインUI | ◎ | ○ |
| マーケティング機能 | △(別料金) | ◎ |
| AI機能 | ○ | ◎ |
| 初期設定の簡単さ | ◎ | ○ |
| API・カスタマイズ | ○ | ◎ |
| 日本語サポート | △ | ○ |
| 無料プラン | なし(14日間トライアル) | あり(無期限) |
| 有料プランのコスパ | ◎ | ○ |
| モバイルアプリ | ○ | ○ |
向き不向き — チーム規模・業種・ニーズ別
Pipedriveが向いているケース
- 5〜30名の営業チームで、パイプライン管理がCRMに求める最優先事項
- SalesforceやHubSpotが「大げさ」に感じる。機能が多すぎて使いこなせない
- 設定に時間をかけたくない。アカウント作成から案件管理開始まで5分で行きたい
- マーケティングは別ツールで運用中(Mailchimp、SendGrid等)
- コストを抑えたい。月$14/ユーザーから始められる手軽さが魅力
- 海外拠点があるチーム(22言語対応、グローバルUIが強い)
HubSpotが向いているケース
- マーケティングと営業を一元管理したい。リード獲得→ナーチャリング→商談→受注を一つのプラットフォームで
- まず無料で始めたい。予算承認前に実際に触って評価したい
- コンテンツマーケティングを軸にした営業活動。ブログ、LP、メール配信を含むインバウンド戦略
- 日本語サポートが重要。社内にITに強い人がいない場合
- 将来的に大規模チームに成長する予定。50名以上のチームでもスケールする基盤が欲しい
HubSpot無料プランでどこまでできるかは、こちらの記事で詳しくまとめています:

選び方フローチャート — 5つの質問で決まる
CRMの選定で延々と迷う人が多いので、5つの質問で判断できるフローを用意しました。上から順に答えていってください。
Q1. CRMに求める最優先事項は?
- 「営業パイプラインの管理」→ Q2へ
- 「マーケティングとの一元管理」→ HubSpot
Q2. チーム規模は?
- 1〜5名 → Q3へ
- 6〜30名 → Q4へ
- 31名以上 → HubSpot Professional以上(スケーラビリティ重視)
Q3. 予算は?
- 月額ゼロで始めたい → HubSpot無料プラン
- 月$14〜/ユーザーは出せる → Pipedrive Lite
Q4. マーケティングツールは別にある?
- はい(Mailchimp等を利用中)→ Pipedrive
- いいえ(CRMと一緒にやりたい)→ HubSpot Starter以上
Q5. 日本語サポートは必須?
- はい → HubSpot(日本法人あり)
- いいえ(英語OK、またはパートナー経由でOK)→ Pipedrive
「営業特化 × 中小規模 × コスパ重視」= Pipedrive
「全部入り × マーケ重視 × 日本語サポート」= HubSpot
迷ったら、HubSpot無料プランを1週間触ってから、Pipedriveの14日間トライアルを試すのが最もリスクの少ない方法です。
CRMの選び方全般については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています:

実際の乗り換え事例とよくあるパターン
公開情報やレビューサイト(G2、Capterra、ITreview)から見える傾向を紹介します。
HubSpot → Pipedrive に乗り換えるパターン
- 「HubSpotの機能が多すぎて、結局パイプライン管理しか使っていない」
- 「Professionalプランの最低5シート縛りがきつい。3人チームなのに5人分払いたくない」
- 「UIがシンプルなほうが現場の営業が定着しやすい」
Pipedrive → HubSpot に乗り換えるパターン
- 「マーケティングも始めることになり、CRMと分断されるのが辛い」
- 「チームが30名を超えて、権限管理やカスタムオブジェクトが必要になった」
- 「日本語サポートがないと社内の非エンジニア組が困る」
どちらのパターンも、最初の選定時に「CRMに何を求めるか」が曖昧だったことが原因になりがちです。だから前章のフローチャートで優先事項を先に決めるのが大事なんですね。
Pipedriveの詳細レビュー
Pipedriveの料金プラン・機能・強み・弱みをさらに詳しく知りたい方は、単体レビュー記事をどうぞ:

まとめ — それぞれの最適シナリオ
最後に、それぞれの「最適シナリオ」を明確にしておきます。
Pipedriveを選ぶべきシナリオ:
- 営業パイプラインの管理がCRMの主目的
- チーム規模は5〜30名
- マーケティングは別ツールで運用中(or 不要)
- 初期設定に時間をかけたくない
- 月$14〜/ユーザーのコスパを重視
HubSpotを選ぶべきシナリオ:
- マーケティング→営業→CSを一気通貫で管理したい
- まず無料で始めて、成長に合わせてスケールしたい
- コンテンツマーケティング・インバウンド営業が中心
- 日本語サポートが必要
- 将来50名以上のチームに成長する計画がある
正直なところ、どちらも「中小企業向けCRM」としては十分な品質です。大事なのは「自分のチームが今、CRMに何を求めているか」を先に決めること。それさえ明確なら、答えは自然に出ます。
迷ったら両方試すのが一番早い。HubSpotは無料プランで即日使える。Pipedriveも14日間の無料トライアルがクレジットカード不要で始められます。1週間ずつ触ってみて、「こっちのほうがしっくりくる」と感じたほうを選んでください。
CRMのAI機能比較も気になる方は、こちらもぜひ:
