ペライチレビュー|ノーコードでLP作成、料金・テンプレート・決済機能を徹底検証
ペライチの料金5プラン、テンプレート、決済・予約機能を検証。Wix・STUDIOとの比較も交えてフリーランス視点で正直レビュー。
※ 本記事にはプロモーションが含まれています。記事内リンクから申し込みがあった場合、筆者に紹介報酬が発生します。内容は独自調査に基づいており、報酬によって評価が変わることはありません。 #PR
エンジニアのゆとです。
「LP作りたいけど外注すると20万〜30万かかるし、WordPressは保守がめんどくさい」。フリーランスや小規模事業者がWeb集客を始めるとき、だいたいここで詰まる。
ペライチは、その悩みをピンポイントで解決するために作られた国産ノーコードツールだ。テンプレートを選んでテキストと画像を差し替えるだけで、LP(ランディングページ)やシンプルなWebサイトが作れる。さらに決済・予約・メルマガまでワンストップで搭載している。
ただし、エンジニア目線で見ると「ここは割り切りが必要だな」というポイントもある。料金プラン、機能の実力、カスタマイズの限界まで正直にレビューしていく。
ペライチの基本情報
運営会社: 株式会社ペライチ(2014年4月設立)
所在地: 東京都渋谷区
累計ユーザー数: 50万人以上
テンプレート数: 600種類以上(全て無料・商用利用可)
対応デバイス: PC / スマホ / タブレット(レスポンシブ対応)
主な機能: ページ作成 / 決済 / 予約管理 / メルマガ / フォーム / アクセス解析
サポート: チャット / メール / ペライチサポーター(認定パートナー)
ペライチの名前の由来は「ペラ1枚」。もともと1ページ完結型のランディングページに特化したサービスとして2015年にリリースされた。その後、複数ページ対応・決済・予約と機能を拡張し、今では「ノーコードのビジネスプラットフォーム」としてのポジションを確立している。
ユーザー層は個人事業主・フリーランス・中小企業がメインで、特に「ITに詳しくない事業者が自分でWebサイトを持つ」という文脈で強い。逆に言えば、エンジニアやデザイナーが自由にカスタマイズしたいケースには向いていない(後述)。
料金プラン(2026年最新)
2025年10月1日にフリープランが終了し、現在は4つの有料プランで構成されている。料金は全て税込。
以前は無料で1ページ公開できる「フリープラン」があったが、2025年10月1日に廃止された。現在は公開ページを持つには有料プラン(ライトプラン以上)の契約が必要。無料でアカウント登録・テンプレート確認は可能だが、ページの公開はできない。
ライトプラン — 月額1,628円(税込)
公開ページ数3ページ、独自ドメイン対応、フォーム設置可能。ホームページを気軽に持ちたい人向け。名刺代わりのWebサイトや、シンプルな告知ページならこれで十分。ただし決済・予約機能は使えない。
レギュラープラン — 月額3,278円(税込)
公開ページ数5ページ、オンライン決済機能が利用可能。ECサイトのように商品を販売したい、イベント参加費を集めたいといったニーズに対応。決済手数料は2.9%〜(2025年7月改定後の新規ショップ)で、業界最低水準。
ビジネスプラン — 月額4,378円(税込)
公開ページ数20ページ、決済に加えて予約管理・メルマガ配信が使える。フリーランスが「集客→予約→決済→フォローアップ」のビジネスフローを1ツールで完結させたいならこのプラン。サロン・コンサル・スクール運営者に人気がある。
プロフェッショナルプラン — 月額7,678円(税込)
ビジネスプランの全機能に加え、複数予約枠管理、ページ追加オプション(1ページ月額330円)が利用可能。複数サービスを同時展開する事業者向け。20ページを超える規模のサイト運営にも対応できる。
1年契約: 月契約比 約10%オフ
2年契約: 月契約比 約15%オフ
5年契約: 月契約比 約25%オフ
まずは月契約で試して、継続確定したら年契約に切り替えるのが無難。5年契約は割引率が高いが、サービス乗り換えの可能性を考えるとリスクもある。
※ 料金は変更される場合があります。ペライチ公式の料金ページで最新情報をご確認ください。
ペライチの強み
10分で公開できるスピード感。 これがペライチ最大の武器。テンプレートを選ぶ→テキストを差し替える→画像をアップロード→公開ボタンを押す。この4ステップでLPが完成する。WordPressだとサーバー契約・テーマ選定・プラグイン設定だけで半日潰れることを考えると、圧倒的に速い。
600種類超のテンプレートが全て無料。 業種別・目的別に整理されていて、飲食店、美容サロン、士業、イベント告知、採用ページなど幅広い。テンプレートのクオリティも年々上がっていて、そのまま使っても「テンプレ感」が出にくくなっている。
決済・予約・メルマガのワンストップ。 他のサイトビルダーだと、決済はStripe連携、予約はCalendly、メルマガはMailchimpと、ツールを3つも4つも組み合わせる必要がある。ペライチはビジネスプラン(月4,378円)でこれらが全部入り。個別にSaaSを契約するより安く収まるケースが多い。
決済手数料が業界最低水準。 2025年7月の改定で新規ショップの手数料が2.9%〜に。さらに2025年12月には無形商材(オンライン講座・コンサルなど)の手数料を最大10%から4.5〜6.0%に引き下げるキャンペーンを開始。BASEの3.6%+40円、STORESの5%と比べても競争力がある。
「ペライチサポーター」制度。 認定パートナーに相談しながらページを作れる制度がある。「ノーコードツールを使っても、デザインのセンスがないから不安」という層には心強い。制作代行を頼むこともできるので、自分で触る時間がない経営者にも対応。
ペライチのデメリット・注意点
ここからエンジニア目線でのツッコミを入れていく。
カスタマイズの天井が低い。 ペライチは「ブロックエディタ」方式で、用意されたブロック(見出し、テキスト、画像、ボタンなど)を積み上げてページを構成する。CSSの直書きやJavaScriptの埋め込みは基本的にできない。HTMLの埋め込みブロックはあるが、外部スクリプトの読み込みなどは制限がある。
Wixならコードエディタ(Velo)でかなり自由にカスタマイズできるし、WordPressならテーマファイルを直接編集できる。ペライチの設計思想は「コードを触らせない」ことなので、これは明確なトレードオフ。
SEOの構造的な弱点。 ペライチは1ページ〜数ページの構成が基本なので、コンテンツSEOで勝負するのは構造的に難しい。ブログ機能はあるが、WordPressほどの柔軟性はない。title・description・OGPの設定は可能だが、構造化データ(JSON-LD)のカスタマイズやサイトマップの細かい制御はできない。
ペライチ公式は「ドメイン評価が高いのでSEOに有利」と訴求しているが、これはペライチのサブドメイン(xxx.peraichi.com)を使った場合の話。独自ドメインを設定した場合は、通常通りドメインの評価をゼロから積み上げる必要がある。
フリープランが消えた。 2025年10月のフリープラン廃止は痛い。以前は「とりあえず無料で1ページ公開」ができたが、今はライトプラン(月1,628円)が最低ライン。競合のWixやJimdoはまだ無料プランを提供しているので、「まず無料で試したい」層がそちらに流れる可能性はある。
ページ数の制限がキツい。 ライトプラン3ページ、レギュラープラン5ページ。名刺代わりの1ページLPなら問題ないが、複数サービスを展開する事業者には足りない。ビジネスプラン以上なら20ページだが、それでもWordPressの無制限と比べると見劣りする。
ベンダーロックイン。 ペライチで作ったページは、ペライチでしか動かない。「やっぱりWordPressに移行しよう」となったとき、コンテンツのエクスポート機能がないのでテキストと画像を手動で移す必要がある。長期的にサイトを育てていく前提なら、この点は覚悟が要る。
競合比較:ペライチ vs Wix vs STUDIO vs WordPress
各ツールの得意領域がまるで違うので、単純な優劣ではなく「向いている用途」で整理する。
ペライチが向いている人
- IT知識ゼロでも今日中にLPを公開したい
- 決済・予約・メルマガをバラバラのツールで管理したくない
- 日本語サポート・日本語テンプレートが充実していてほしい
- コードは一切触りたくない
Wixが向いている人
- デザインの自由度を求める(ドラッグ&ドロップで自由配置)
- 多言語サイトやECストアを本格運営したい
- 無料プランでまず試したい
- Velo(コードエディタ)で独自機能を実装したい
STUDIOが向いている人
- デザイナーが主導でサイトを作る(Figmaライクな操作感)
- レスポンシブデザインを細かくコントロールしたい
- チームでの共同編集が前提
- 日本発のサービスで日本語フォント対応が充実
WordPressが向いている人
- ブログ・メディアサイトでコンテンツSEOを狙う
- プラグインで機能を自由に拡張したい
- サーバー・ドメインの管理を自分でできる(または委託できる)
- 長期運用でベンダーロックインを避けたい
ペライチ(ビジネスプラン): 4,378円(決済・予約・メルマガ込み)
Wix(Business): 2,600円前後(決済対応、予約は別途)
STUDIO(Starter): 980円〜(決済機能なし)
WordPress(レンタルサーバー): 1,000〜2,000円(プラグイン費用は別)
※ 単純な月額だけ見るとペライチは高めだが、決済・予約・メルマガを個別契約する場合のコストを合算すると逆転するケースが多い。
どんな人にペライチをおすすめするか
ペライチがハマるのは、明確にこういう人だ。
おすすめできるケース:
- フリーランスのコンサル・コーチが、サービス紹介LP + 予約 + 決済を1つのツールでまとめたい
- 個人でオンライン講座やワークショップを販売していて、決済手数料を抑えたい
- 実店舗(サロン・飲食・スクール)がWeb予約を導入したいが、開発予算がない
- 期間限定のキャンペーンLPをスピード重視で作りたい
- 採用ページや社内向けの簡易サイトをサクッと立ち上げたい
おすすめしないケース:
- ブログやメディアサイトでSEO集客を狙う(→ WordPress)
- デザインの細部まで追い込みたい(→ STUDIO / Wix)
- 将来的にサイトを大規模に拡張する予定がある(→ WordPress)
- エンジニアがコードベースで管理したい(→ WordPress / Astro / Next.js)
決済機能の実力
ペライチの決済機能は、実はかなり使える。レギュラープラン以上で利用可能。
- クレジットカード決済(VISA / Mastercard / JCB / AMEX / Diners)
- 銀行振込対応
- サブスクリプション(月額課金)に対応
- デジタルコンテンツの販売可能
- 決済手数料: 2.9%〜(物販)/ 4.5〜6.0%(無形商材、キャンペーン適用時)
BASEやSTORESと比べたメリットは、LPと決済がシームレスに一体化している点。BASEやSTORESは「ECプラットフォーム」なので、LPのカスタマイズ性ではペライチに劣る。逆に商品数が多い本格ECなら、BASEやSTORESの方が商品管理機能は充実している。
フリーランスが「自分のサービスを売る」用途なら、ペライチの決済は必要十分。LP→説明→価格→決済ボタンという流れを1ページで完結できるのは、コンバージョン率の面でも有利だ。
まとめ:ペライチの立ち位置
ペライチは「万能ツール」ではない。そこが逆に強い。
「ITに詳しくない事業者が、最短距離でWeb集客の仕組みを持つ」ためのツールとして設計されていて、その目的に対しては非常によくできている。600種類超のテンプレート、決済・予約・メルマガのワンストップ、国産ならではの日本語サポートの手厚さ。
一方で、カスタマイズ性、SEO、ページ数制限、ベンダーロックインという構造的な制約もある。これは設計思想のトレードオフであって、欠陥ではない。
フリーランスが「まず最初の1ページ」を立ち上げる、小規模事業者が「予約→決済の自動化」を実現する。そういう「ゼロからイチ」のフェーズでペライチは最大の力を発揮する。サイトが成長して複雑な要件が出てきたら、そのときにWordPressやフルスクラッチに移行すればいい。
最初の一歩を踏み出すハードルを限りなく下げてくれるツール、それがペライチの本質だと思う。