Hostinger VPS に Claude Code を入れて開発環境を1時間で作る——SSH設定からClaude実行まで

Hostinger VPS に Claude Code を入れて開発環境を1時間で作る——SSH設定からClaude実行まで

Hostinger VPSにClaude Codeのリモート開発環境を構築する手順を解説。申込からSSH接続、Node.js/Claude Codeのインストール、tmuxでの常駐化、GitHubとの連携まで、フリーランスエンジニアの実運用ベースで紹介。

※ 本記事にはプロモーションが含まれています。記事内リンクから申し込みがあった場合、筆者に紹介報酬が発生します。内容は独自調査に基づいており、報酬によって評価が変わることはありません。 #PR

エンジニアのゆとです。

「Claude CodeをVPSで動かす」と言うと「なんでわざわざ?」と思う人もいるかもしれない。Macで動かせばいいじゃないか、と。

でも実際にやってみると、メリットが想定より大きかった。この記事では、Hostinger VPSにClaude Codeのリモート開発環境を構築した手順と、実運用で気づいたことを書く。

申込からClaude Codeが動くまで、実際に1時間以内でできる。

VPS上でClaude Codeを動かす理由

最初に「なぜVPSか」を説明しておく。

Mac(ローカル)の負担が減る。 Claude Codeはモデル呼び出し自体はAPI経由だが、コードベースの読み込みやファイル操作はローカルのCPU/メモリを使う。大きなリポジトリを複数ウィンドウで開きながらClaude Codeを走らせると、M1 Macでも16GBメモリ環境では詰まってくる。VPSに分離することで、手元のマシンはエディタとブラウザに専念できる。

どこからでも同じ環境で作業できる。 VPS上にClaude Codeのセッションを常駐させておくと、カフェからでも自宅からでも同じコンテキストで続きができる。tmuxを使えばセッションを切っても作業状態が保持される。

コンテキストをサーバーに保持できる。 Claude Codeの会話履歴、CLAUDE.md、プロジェクト構成——これらがすべてVPS上に存在する。ローカルのマシンを変えてもセッションが継続できる。特にフリーランスで複数案件を管理していると、「どのマシンに何のプロジェクトが入ってたっけ」問題がなくなる。

長時間の自動処理に向いている。 Claude Codeで「このリポジトリ全体のドキュメントを生成して」みたいな時間のかかる処理を投げるとき、ローカルだとMacをつけっぱなしにする必要がある。VPSなら投げてSSHを切っても処理が続く。

Hostinger VPSを選んだ理由

VPSの選択肢はいくつかあるが、今回Hostingerを選んだ理由は主に3つ。

Claude Code用途でコスパが良い。 Claude CodeをVPSで動かすのに必要なスペックは最低限2vCPU・4GBメモリあれば快適に動く。Hostingerの「KVM 2」プランがちょうどこのスペックで、月額$7.99〜という価格は他社VPS(同スペックで月1,500〜2,500円程度)と比べて安い。

hPanelが使いやすい。 独自の管理パネル(hPanel)が直感的で、SSH鍵の設定、OSの再インストール、サーバーモニタリングが全部GUIで完結する。DigitalOceanも良いが、Hostingerは日本語対応が完了しているのが地味に助かる。

セットアップテンプレートが充実している。 OSをインストールする際に「Ubuntu 22.04 + Docker」「Ubuntu 22.04 + Node.js」みたいなテンプレートが選べる。素のUbuntuを選んでも良いが、用途が決まっているならテンプレートの方が早い。

Hostinger公式サイトはこちら

プラン選び

Claude Code用途でのプラン選定基準を整理する。

プランvCPURAMストレージ月額(年払い)向いている使い方
KVM 114GB50GB NVMe$4.99軽量タスク・個人用
KVM 228GB100GB NVMe$7.99個人〜小チーム
KVM 4416GB200GB NVMe$12.99複数案件・チーム
KVM 8832GB400GB NVMe$19.99ヘビーユーザー

フリーランスが1人でClaude Codeを使う用途なら、KVM 2(8GB RAM)で十分。Claude Code自体のプロセスと、並行して動かすWebサーバーやDBがあっても余裕がある。

複数プロジェクトを同時進行させたり、Claude Codeを複数インスタンス並行実行したい(最近自分がやっている使い方)なら KVM 4 を選ぶ。

Hostingerのプランを見る

セットアップ手順

ここからが本題。申込から動くまでの手順を書く。

ステップ1: VPS申込 + OS選択

Hostingerにログインして「VPS」セクションから新規作成。

OSは Ubuntu 22.04 LTS を選択する。Ubuntu 24.04も選択できるが、現時点では22.04の方がエコシステムが安定している。Claude CodeはNode.js経由でインストールするので、Node.jsの動作実績が豊富なバージョンの方が無難。

プランはKVM 2以上を推奨。KVM 1(4GB RAM)だとNode.jsのインストール時や、大きなリポジトリをClaude Codeに読み込ませるときにメモリ不足で詰まることがある。

データセンターの選択: 日本向けの作業が主であれば シンガポール(Asia Pacific) が最も近い。East Asiaロケーションでping 50〜80ms程度が期待できる。

ステップ2: SSH鍵の設定

hPanelの「SSH設定」から公開鍵を登録する。手元のMacで以下のコマンドで鍵を生成する。

# SSH鍵ペアの生成(すでにある場合はスキップ)
ssh-keygen -t ed25519 -C "hostinger-vps"

# 公開鍵を確認してコピー
cat ~/.ssh/id_ed25519.pub

この出力をhPanelのSSH公開鍵フィールドにペーストして保存。

~/.ssh/config に以下を追記しておくと、接続が楽になる。

Host hostinger-vps
  HostName [VPSのIPアドレス]
  User root
  IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519
  ServerAliveInterval 60
  ServerAliveCountMax 3

接続確認:

ssh hostinger-vps

ステップ3: サーバーの初期設定

接続したら最初にシステムアップデートとセキュリティ基本設定をやる。

# パッケージ更新
apt update && apt upgrade -y

# タイムゾーン設定(任意)
timedatectl set-timezone Asia/Tokyo

# 非rootユーザー作成(rootで作業し続けるのはリスクがある)
adduser yuto
usermod -aG sudo yuto

# SSH鍵を新ユーザーにもコピー
mkdir /home/yuto/.ssh
cp /root/.ssh/authorized_keys /home/yuto/.ssh/
chown -R yuto:yuto /home/yuto/.ssh
chmod 700 /home/yuto/.ssh
chmod 600 /home/yuto/.ssh/authorized_keys

以降は yuto ユーザーでSSH接続してから作業する。

ステップ4: Node.js インストール

Claude CodeはNode.js 18以上が必要。公式が推奨するnvmを使ってインストールする。

# nvmのインストール
curl -o- https://raw.githubusercontent.com/nvm-sh/nvm/v0.39.7/install.sh | bash

# シェルに反映
source ~/.bashrc

# Node.js LTSをインストール
nvm install --lts
nvm use --lts

# バージョン確認
node --version  # v22.x.x 程度が出ればOK
npm --version

ステップ5: Claude Codeのインストール

# Claude Code(claude CLI)をグローバルインストール
npm install -g @anthropic-ai/claude-code

# バージョン確認
claude --version

ステップ6: ANTHROPIC_API_KEY の設定

# .bashrcに環境変数を追加
echo 'export ANTHROPIC_API_KEY="sk-ant-xxxx..."' >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc

# 動作確認
echo $ANTHROPIC_API_KEY

APIキーはAnthropic Consoleから発行する。Claude Code Max Planを使っている場合でも、VPS側でAPIを呼ぶ分はAPI使用量としてカウントされる(Max PlanはローカルのClaude Codeアプリ用)。VPSでの利用はAPI Planで別途契約する方が経済的な場合もある。自分の使い量で検討する。

ステップ7: tmux で常駐化

tmuxを使うとSSHセッションを切断しても作業が継続する。これがVPS運用で最も重要な設定だ。

# tmuxインストール
sudo apt install tmux -y

# 設定ファイル作成
cat > ~/.tmux.conf << 'EOF'
# プレフィックスをCtrl-aに変更(好み)
set -g prefix C-a
unbind C-b
bind C-a send-prefix

# マウス操作を有効化
set -g mouse on

# ウィンドウ番号を1始まりに
set -g base-index 1

# ペイン番号も1始まりに
setw -g pane-base-index 1
EOF

# 新しいセッションを作成
tmux new-session -s claude-dev

# セッション内でClaude Codeを起動(プロジェクトディレクトリで)
cd ~/projects/[project-name]
claude

Macからログアウトするときは Ctrl+b d(デフォルト)または Ctrl+a d(上記設定後)でデタッチする。次回は ssh hostinger-vpstmux attach -t claude-dev で復帰できる。

GitHub との連携

プロジェクトをVPSに持ってくるために、GitHubと連携する。

# GitHubとのSSH接続用鍵を生成
ssh-keygen -t ed25519 -C "hostinger-vps-github"
cat ~/.ssh/id_ed25519_github.pub

この公開鍵をGitHubのSettings > SSH and GPG keysに追加する。

~/.ssh/config に以下を追記:

Host github.com
  HostName github.com
  User git
  IdentityFile ~/.ssh/id_ed25519_github

接続確認:

ssh -T git@github.com
# Hi [username]! You've successfully authenticated...

プロジェクトのクローン:

mkdir -p ~/projects
cd ~/projects
git clone git@github.com:[username]/[repository].git

実運用での使い方

実際に使っているパターンをいくつか紹介する。

パターン1: 長時間の一括タスク

「このリポジトリ全体のJSDocコメントを書いて」「テストがないファイルに全部テストを追加して」みたいな時間のかかるタスクはVPSに投げる。tmuxでバックグラウンド実行して、ローカルのMacは別の作業に使う。

# VPSのtmuxウィンドウでClaude Codeを実行中のまま、
# ローカルは別の作業ができる
# 結果はGitHubのPR経由で確認
パターン2: 複数プロジェクトの並行管理

tmuxのウィンドウを複数作って、プロジェクトごとにClaude Codeセッションを分ける。

# ウィンドウ1: プロジェクトA
tmux new-window -n "project-a"
cd ~/projects/project-a && claude

# ウィンドウ2: プロジェクトB
tmux new-window -n "project-b"
cd ~/projects/project-b && claude

ローカルのMacで同じことをやるとメモリが厳しくなるが、KVM 4(16GB)のVPSなら余裕で動く。

パターン3: ファイルの同期

VPS上で生成したファイルをローカルに持ってきたいときはscpかrsyncを使う。

# VPS → ローカルへのファイル転送
scp hostinger-vps:~/projects/[project]/output.md ~/Desktop/

# ディレクトリごと同期
rsync -av hostinger-vps:~/projects/[project]/ ~/local/[project]/

コスト感

VPSのコストをClaude Code利用と合わせて計算する。

費用月額
Hostinger VPS KVM 2(年払い)$7.99(約1,200円)
Claude Code API Planの場合使用量による($20〜)
Claude Code Max Plan(ローカル)$100

VPS代は月1,200円程度で済む。これでローカルのMacがフリーになり、どこからでも作業できる環境が手に入るなら、十分安い。

デメリットと注意点

日本のデータセンターがない。 最近の拠点はシンガポール、香港など東アジアに近いが、国内データセンターを持つ国内VPS(さくらVPS、ConoHa VPS)と比べると、pingは若干高くなる。Claude Codeの用途(コード編集・AI処理)は都度の通信量より処理時間が支配的なので実感はほとんどないが、レイテンシにシビアな用途には向かない。

初期契約の更新料に注意。 Hostinger全般の話だが、初回キャンペーン価格と更新時の価格差がある。KVM 2は初回$7.99/月だが、更新時は$14.99/月程度になる可能性がある。長期運用するなら更新料まで込みでコスト計算をする。

セキュリティは自己管理。 VPSは共用ホスティングと違って、セキュリティ設定は全部自分でやる。最低限、rootログインの無効化、SSHポートの変更、UFWでのファイアウォール設定はやっておく。

# UFW(ファイアウォール)の設定例
sudo ufw allow OpenSSH
sudo ufw allow 80/tcp
sudo ufw allow 443/tcp
sudo ufw enable

こんな人に向いている

  • フリーランスで複数のクライアント案件を並行して動かしている
  • Claude Codeを使っているが、ローカルMacのリソースが足りてきていない
  • カフェや移動先でも同じClaude Codeセッションを続けたい
  • バックグラウンドで長時間動かしたい処理がある

逆に向いていない人:

  • Claude Codeを月に数回しか使わない(VPS代が割に合わない)
  • Linuxのサーバー管理が全くわからない(コマンドが出てきた時点でつまずく)
  • 日本語サポートが必須(Hostingerのサポートは対応はあるが、複雑な技術質問は英語の方がスムーズ)

まとめ

Hostinger VPSにClaude Codeを入れる手順をまとめた。

申込 → SSH設定 → Node.jsインストール → Claude Codeインストール → tmux常駐化、という流れで1時間あれば動く環境が作れる。KVM 2(8GB RAM、月$7.99〜)があれば、個人用途では十分すぎるスペックだ。

VPS上でClaude Codeを動かす最大のメリットは「どこからでも同じ環境で続きができること」と「ローカルのMacを別の作業に使えること」の2点。特に複数案件を並行して抱えているフリーランスには、この分離がかなり効く。

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FAQ

Hostinger VPS のどのプランが Claude Code に最適?

KVM 2(4vCPU / 8GB RAM / 100GB NVMe SSD / 月$7.99〜) が個人用途の最適解。Claude Codeは大型コンテキスト処理時に2-3GB RAM消費、npm/git/Node.js + 開発ツール並走で合計4-5GB使うので、4GB RAMの KVM 1 だとスワップ多発する。KVM 2なら余裕。KVM 4以上は法人/チームor 同時多数セッション運用時のみ。

ローカル Mac で Claude Code 動かすのと VPS どっちがいい?

用途依存。VPS優位:(1)どこからでも同じ環境で続きができる(出張先・iPad)、(2)長時間バッチ処理を Mac の電源OFFでも継続、(3)ローカルマシンを別作業に使える。Mac優位:(1)レイテンシ低い、(2)ローカルファイル直接編集、(3)追加コストゼロ。両刀使い が現実的。普段はMac、長時間バッチや出先作業時にVPS。

VPS で Claude Code を動かすと API 課金は変わる?

変わらない。Anthropic API 課金は トークン数ベース で、どこから呼んでも同じ料金。VPS代(月$7.99〜)が純粋に追加でかかる。VPSは「実行環境のホスティング料」で、AI推論料金とは独立。

tmux 使わずに systemd で常駐化できる?

できる。/etc/systemd/system/claude-code.service を作って [Service] ExecStart=/path/to/claude-code 形式で登録 → systemctl enable claude-code で自動起動化。tmux より「OS再起動でも自動復活」する利点があるが、対話的セッションには不向き(出力を見るのに journalctl 経由になる)。対話的に Claude と話したいなら tmux、バックグラウンドジョブなら systemd

Hostinger 申込時のキャンペーン割引、年払いと月払いどっち得?

年払い(12ヶ月一括)が初回キャンペーンで最安(例:KVM 2 月$7.99 → 年払いで実質 月$4.99 相当)。ただし2年目以降は通常料金に戻る。1年使い切る確信あれば年払い、お試しなら月払い1-3ヶ月→継続判断、が無難。Hostingerは30日返金保証あり。

SSH 鍵だけでパスワード認証は無効にすべき?

絶対無効にすべき。/etc/ssh/sshd_configPasswordAuthentication no + PermitRootLogin prohibit-password を設定。VPSは公開IPなので、SSH password brute-force が常時飛んでくる。鍵認証onlyにすれば、ログイン試行が成功する確率が実質ゼロになる。設定後 systemctl reload ssh で反映、別ターミナルでログイン確認してから元のセッションを抜ける(締め出し防止)。

ANTHROPIC_API_KEY を VPS 上に保存して大丈夫?

VPS上での保存は「ローカル Mac よりリスクが少し高い」程度。対策:(1).env ファイルを600パーミッション、/etc/environment に直接書かない、(2)~/.zshenv 配下に書いて世界読み取り権限を切る、(3)1Password CLI(op run --)で起動時注入の方が推奨。鍵認証 + ファイアウォール + パッケージ自動更新 の3点セットがあれば、実害リスクは十分低い。

複数 Claude Code セッションを並列で動かしたい場合、VPSスペック追加必要?

KVM 2 (8GB RAM) で 2-3セッション並列までは実用可能(ただし1セッションあたりのトークン消費が増えると逼迫)。本格的に5+セッション並列、または Background Agents を回すなら KVM 4(8vCPU / 16GB RAM / 月$15.99〜)以上。tmux で複数ペイン分割 → 各ペインで claude -p 起動、が定番構成。

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