Claude Code を「ほぼ無料」で試す5つの方法 2026 — Free / API課金 / Bedrock / 学割 / 友達紹介
Claude Codeの公式Freeプランには含まれないが、API課金の少額利用、Bedrock経由、Google Vertex AI、学割、無料トライアルを使えば月数百円から試せる。2026年最新の5つの方法を実例付きで解説。
「Claude Code、無料で使えますか?」という質問をよく見かける。
結論から言ってしまうと、完全無料では使えない。Claudeの公式Freeプランに Claude Code は含まれていないので、何らかのコストが発生する。
ただ、「ほぼ無料に近い金額で試す」方法はいくつか存在する。最小構成なら月数百円、AWS/GCPのクレジットを使えば実質ゼロ円で数週間動かすことも可能だ。
この記事では、2026年現在で現実的に使える5つのアプローチを整理した。方法ごとに「実際いくらかかるか」「どんな人向きか」「始め方」を書いていく。
結論 — 完全無料はない、でも「ほぼ無料」で試せる
まず現状を正確に把握しておく。
2026年5月時点で Claude Code が使えるプランは次の通りだ。
| プラン | 月額 | Claude Code |
|---|---|---|
| Free | $0 | 使えない |
| Pro | $17〜$20/月 | 使える(制限あり) |
| Max | $100/月〜 | 使える(大容量) |
| Team | $20/人〜 | 使える |
| Enterprise | 要問い合わせ | 使える |
| API課金(Anthropic Console) | 従量 | 使える |
| Amazon Bedrock | 従量 | 使える |
| Google Vertex AI | 従量 | 使える |
Freeプランには Claude Code が入っていない。これは公式ドキュメントにも明記されている。
じゃあどうするか。安くClaude Codeを使う方法を5つ紹介する。
そもそもFreeプランにClaude Codeは含まれない(重要)
「無料」と検索してこの記事にたどり着いた人のためにはっきり書いておく。
Claude.comのFreeプランでできること:
- Claudeとのチャット(Web、iOS、Android)
- コード生成(チャット上での補助)
- データ可視化、コンテンツ作成
- Web検索
- 会話間のメモリ
- ファイル作成・コード実行
「コード生成ができる」とFreeプランに書いてあるけど、これはチャット画面でコードを書いてくれる機能の話だ。Claude Codeとは別物。エディタやターミナルに統合されて、自律的にファイルを読み書きし、コマンドを実行するあの機能とは全然違う。
「無料枠でClaude Codeを動かせる」という情報がたまにネットで見つかるが、2026年5月時点では確認できなかった。公式ドキュメントにも記載がない。誤情報に引っかかって時間を無駄にしないよう注意してほしい。
方法1: API課金で月数百円から試す(最推奨)
こんな人向き: まず「どんなものか」を体験したい / 月数時間しか使わない / コストを完全にコントロールしたい
おおよその費用: 月100〜500円(ライトな試用なら)
仕組み
Anthropic ConsoleでAPIキーを取得して、そのキーでClaude Codeを起動する方法だ。サブスクリプションではなく、使ったトークン数だけ後払いになる。
クレジットカードを登録して、使った分だけ課金される自販機型の料金体系だと思えばいい。月1,000円分しか使わなければ1,000円しか払わない。
実際の料金を計算する
2026年5月時点のAnthropicAPI料金:
| モデル | 入力 | 出力 |
|---|---|---|
| Claude Haiku 4.5 | $1/百万トークン | $5/百万トークン |
| Claude Sonnet 4.6 | $3/百万トークン | $15/百万トークン |
| Claude Opus 4.7 | $5/百万トークン | $25/百万トークン |
Claude CodeはデフォルトでSonnetを使う。
「1トークン = だいたい0.75英単語 ≒ 0.5〜0.7日本語文字」が目安だ。
具体的な使用イメージで計算してみる。
ケース:バグ1件をClaude Codeに修正させる- ファイル読み込み・コードベース探索: 入力約10,000トークン
- 修正コード・説明の出力: 出力約3,000トークン
- 合計コスト: (10,000 × $3 + 3,000 × $15) / 1,000,000 = $0.075(約11円)
1ケース10円前後。これが相場感だ。
1日10ケース、月20日使った場合- 月200ケース × 約11円 = 約2,200円
思ったより安い。ライトな試用なら本当に数百円で収まる。
ただし、コンテキストが長くなるほどコストは跳ね上がる。大きなコードベースを丸ごと読み込んで複雑なリファクタリングをやらせると、1セッションで数百円いくこともある。
プロンプトキャッシングで最大90%オフClaude Codeはデフォルトでプロンプトキャッシングを使う。一度読み込んだファイルや設定の再利用分は最大90%引きになる。実際の費用は理論値よりかなり安くなるケースが多い。
始め方
- Anthropic Console(https://console.anthropic.com)にサインアップ
- APIキーを作成
- Claude Codeをインストール(
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash) - ターミナルで
claudeを起動→ログインプロンプトで「API Key」を選択 - APIキーを入力
または環境変数で設定する場合:
export ANTHROPIC_API_KEY=your-api-key
claude
予算上限の設定
Anthropic ConsoleのWorkspace設定で月間の支出上限を設定できる。「最大$5まで」と設定しておけば、使いすぎる心配がない。試用期間中はまずここを設定しておくことをおすすめする。
方法2: Amazon Bedrock経由(AWS Free Tier活用)
こんな人向き: すでにAWSアカウントを持っている / 既存のAWSインフラと連携させたい / IAM管理で使用量を細かく制御したい
おおよその費用: AWS新規アカウントなら最初のAWS Free Tier期間は関係ないが、Bedrock自体は別途課金
仕組み
Claude CodeはAmazon Bedrock経由でも動かせる。AWSのAPIを通じてAnthropicのモデルを呼び出す構造で、課金はAWSのアカウントに統合される。
重要な注意点: Amazon Bedrock自体にAWS Free Tierの無料枠はない。Claude呼び出しの料金は発生する。ただし、APIキー直接利用と料金体系はほぼ同じだ。
Bedrock経由のClaude Sonnet 4.6の料金(on-demand):
- 入力: $3/百万トークン
- 出力: $15/百万トークン
Anthropic APIと同額。クロスリージョン推論(us.プレフィックス)を使うと若干異なる場合がある。
Bedrockを選ぶ理由
AWS環境に統合されているので次のメリットがある:
- IAMポリシーで使用量を細かく制御できる
- AWS Cost Explorerで他のAWSサービスと一元管理できる
- VPC内からプライベートにAPIを呼べる(コンプライアンス要件がある組織向け)
- 請求がAWS請求にまとまる
個人の試用目的なら正直Anthropic API直接の方が楽だ。Bedrockは「既存のAWSインフラがあって、そこに組み込みたい」ケースで真価を発揮する。
始め方
前提条件- AWSアカウント(Bedrockが有効化されているリージョン)
- AWS CLI設定済み
- BedrockコンソールでClaudeモデルのアクセス申請を完了
# Bedrockを有効にしてClaude Codeを起動
export CLAUDE_CODE_USE_BEDROCK=1
export AWS_REGION=us-east-1
claude
または初回起動時のウィザードで「3rd-party platform」→「Amazon Bedrock」を選べば、AWSプロファイルを選ぶだけで設定が完了する。
モデルアクセス申請が必須BedrockでClaudeを使うには、AWSコンソールのBedrockのモデルカタログから「Anthropicモデル」を選択し、ユースケースフォームを提出する必要がある。フォーム送信後すぐにアクセスが付与される。この手順を踏まずにAPIを叩くと「モデルへのアクセスがありません」エラーになるので注意。
方法3: Google Vertex AI経由(GCP $300クレジット活用)
こんな人向き: GCPアカウントを新規作成する人 / 既存のGCPインフラがある人
おおよその費用: 新規GCPアカウントなら$300の無料クレジットを使える(90日間有効)
GCP新規アカウントの$300クレジット
これが実質的に一番「無料に近い」方法だ。
Google Cloudは新規ユーザーに$300のクレジット(90日間有効)を提供している。このクレジットでVertex AI経由のClaude Codeを動かせる。
$300あれば何ができるか計算してみる。
Claude Sonnet 4.6をVertex AI経由で使う場合の料金はAnthropicAPIとほぼ同等($3/$15 per million tokens)。
- $300 ÷ $3(Sonnet入力単価) × 1,000,000 = 最大1億トークンの入力
- 1日あたり1万トークンの入力(かなり積極的な使用量)× 30日 = 30万トークン/月
- $300 ÷ ($3/百万トークン × 30万トークン) ≈ 3,300ヶ月分
1億トークンというのはものすごい量で、個人の試用レベルではほぼ使い切れない。90日間、実質無料でClaude Codeを試し放題だ。
ただし条件がある:
- GCP新規アカウントのみ(既存ユーザーは対象外)
- クレジットカード登録が必要(無料期間中は課金されないが、登録は必須)
- クレジット期限は90日
始め方
ステップ1: GCPアカウント作成と$300クレジット取得Google Cloud(cloud.google.com)で新規アカウントを作成する。支払い情報を登録すると自動的に$300クレジットが付与される。
ステップ2: Vertex AI APIとClaudeモデルのアクセス申請# プロジェクトIDを設定
gcloud config set project YOUR-PROJECT-ID
# Vertex AI APIを有効化
gcloud services enable aiplatform.googleapis.com
Vertex AI Model Garden(console.cloud.google.com/vertex-ai/model-garden)でClaudeモデルへのアクセスをリクエストする。承認には24〜48時間かかる場合がある。
ステップ3: Claude Codeを設定export CLAUDE_CODE_USE_VERTEX=1
export CLOUD_ML_REGION=global
export ANTHROPIC_VERTEX_PROJECT_ID=YOUR-PROJECT-ID
claude
またはClaude Codeを起動して「3rd-party platform」→「Google Vertex AI」を選ぶと、gcloudの認証情報から自動設定してくれる。
既存GCPユーザーの場合$300クレジットは使えないが、Vertex AI経由でClaude Codeを使うこと自体はできる。料金体系はAnthropicAPIと同等なので、既存のGCPプロジェクトにClaude Codeを組み込む形で使える。
方法4: 学生向け学割プラン(条件と申請方法)
こんな人向き: 学生または教育機関関係者
おおよその費用: 学割があれば通常より安く本格的に使える
2026年5月時点の状況
Anthropicは学生向けの割引プログラムについて、公式ページで明示的には公開していない。ただし、いくつかのルートが存在する。
GitHub Student Developer Pack経由GitHubのStudent Developer Pack(github.com/education)に登録すると、Anthropic APIのクレジット特典が含まれているケースがある。内容は時期によって変わるため、現在の特典内容はGitHub Educationページで確認してほしい。
学生認証はGitHubアカウントに大学のメールアドレスを追加、または学生証のアップロードで行う。承認されれば各種開発ツールのクレジットが一括で手に入る。
大学や研究機関向けの学術プログラムAnthropicは大学・研究機関向けのアカデミックプログラムを提供している場合がある。所属機関のITサービス部門やAI研究関連の窓口に問い合わせてみると、組織契約や研究用クレジットが利用できる場合がある。
注意点学割・学術プログラムの内容は頻繁に変わる。「2026年○月時点でこういう特典がある」という情報もすぐに変わりうる。実際に申請する際は、必ず最新の公式情報(github.com/education または anthropic.com)を確認すること。
方法5: 14日間トライアル + アカウント切替
こんな人向き: まず「本物のサブスクリプション体験」をしてから判断したい人
おおよその費用: キャンセルタイミングを守れば$0〜$20
Proプランの14日間返金ポリシー
AnthropicのProプランには購入後14日間の返金ポリシーがある。
ただし条件がある:
- 返金は一度だけ(同じアカウントで2回目はできない)
- 大量に使いすぎた場合は対象外になる可能性がある
- 返金申請はサポートへの問い合わせが必要
「まず本格的な環境を2週間体験してから判断したい」という場合に使える選択肢だ。$20払って14日間使い込んで、「続けるかどうか」を判断してからキャンセルするルートがある。
重要:これは「無料試用」ではない。返金申請が必要なプロセスで、自動では返金されない。きちんと手続きすれば事実上の無料体験になるが、手続きを忘れると普通に課金が続く。リマインダーを設定しておくこと。
アカウント切替で試す
別のメールアドレスでGCPを新規作成して$300クレジットを使うのは、これが「AWS/GCPの本来の目的での利用」の範囲なら問題ない。ただし同一人物が不正に複数アカウントを作成するのは利用規約違反になる可能性がある。この点は自己責任で判断してほしい。
各方法のコスト比較表
| 方法 | 初期費用 | 実質月額の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| Anthropic API課金 | $0 | $1〜$20(使用量次第) | 使用量が少ない、コスト管理したい |
| Amazon Bedrock | $0 | $1〜$20(Anthropic APIと同等) | AWSユーザー、企業利用 |
| Google Vertex AI(新規GCP) | $0 | $0($300クレジット範囲内なら) | 90日以内に試したい、GCP初回 |
| Google Vertex AI(既存GCP) | $0 | $1〜$20(Anthropic APIと同等) | GCPユーザー、GCPに統合したい |
| GitHub Student Pack | $0 | $0〜割引 | 学生、クレジット特典利用 |
| Proプラン14日返金 | $20 | $0(キャンセル成功時) | 本格体験してから判断したい |
実質コスト最安は「GCP新規アカウントの$300クレジット」だ。90日間、かなり積極的に使っても枠内に収まる可能性が高い。
ただし、「GCPアカウントを新規で作って、Vertex AIの設定をして、モデルアクセス申請して…」というセットアップが数時間かかる。手軽さ最優先ならAnthropicAPIに直接APIキーを作って月数百円使う方が早い。
無料試用後、本格運用に切り替える判断基準
「試してみた、続けるかどうか判断したい」という段階で何を基準にするか。
月額コストの試算
APIキー課金を続けるか、Proプランに切り替えるかの分岐点:
API課金が有利なケース: 月$20(約3,000円)以下の使用量
API課金では月$20が損益分岐点になる。それ以上使うならProプラン(月$17〜$20)の方が実質安い。
計算方法:Claude Codeの /usage コマンドで現在のセッションコストが確認できる。1ヶ月使ってみて、合計が$15〜20を超えるようならProプランへの切り替えを検討する。
- API課金の月額が$15を超えた
- 使用量の「5時間リセット」に引っかかりたくない(Proプランには異なる上限管理がある)
- Claude.ai(チャット)も一緒に使いたい(Proプランには含まれる)
- Proプランでリミットに頻繁に引っかかる
- 大きなコードベースを1セッションで処理することが多い
- 月に数十時間以上使う
APIキー課金で長期運用するのはアリか
アリだ。Maxプランより使用量が少ない人は、API課金の方が結果的に安くなることも多い。
ただしAPIキー課金には「使用量の上限」という概念がなく、多用すると想定外に高くなることがある。Anthropic ConsoleのWorkspace支出制限を必ず設定しておくことをすすめる。
FAQ
Q. Claude Codeは本当に無料では使えないの?A. 2026年5月時点では使えない。Freeプランには含まれていない。ただし、$300 GCPクレジットやGitHub Student Packのクレジットを使う方法があり、実質的な自己負担ゼロで試せる場合がある。
Q. APIキーで使う場合、クレジットカードを登録しないといけない?A. 登録が必要だ。Anthropic ConsoleはAPIキー利用の場合、クレジットカード登録が必要。ただし、支出上限を設定すれば意図せず高額になることは防げる。
Q. BedrockとVertex AIはどっちが安い?A. 基本的な料金体系はAnthropicAPIとほぼ同じ(Sonnet 4.6なら入力$3/百万トークン、出力$15/百万トークン)。クロスリージョン推論を使う場合は若干加算される。新規ユーザーでGCP$300クレジットが使えるなら、Vertex AIが圧倒的に安い。
Q. GCPの$300クレジット、Claude Codeだけで使い切れる?A. ほぼ使い切れない。個人の試用レベルでは90日で数ドルしか使わないことも多い。残ったクレジットは他のGCPサービスに使える。
Q. Amazon Bedrock経由だとClaude Codeの機能に制限はある?A. 基本的な機能は同じだ。ファイル操作、コマンド実行、MCPサーバー連携など、Claude Codeのコア機能は使える。一部のエンタープライズ機能(チームチャット連携など)はAnthropicサブスクリプション経由の方が選択肢が多い。
Q. 学生じゃなくても安く使う方法はある?A. GitHub Education以外では、バッチ処理APIを使う方法がある。Claude CodeはリアルタイムAPI利用が前提なのでバッチAPIには向かないが、開発・テストでAPIを試す場合は50%オフのバッチAPIが使える。ただしこれはClaude Code CLIの話ではなく、APIを自分で叩く場合の話だ。
Q. 複数人で使う場合はどのプランがいい?A. チームならTeamプランが一番素直だ。1人あたり月$20(StandardシートはAnnual契約で$25/人、月払い)で、Claude Codeを含む全機能が使える。少人数(2〜3人)で試すならAPIキー共有も現実的な選択肢だ。Anthropic ConsoleのWorkspaceでAPIキーを管理して、使用量を一元把握できる。
おわりに
「Claude Code、無料で試したい」という気持ちはよくわかる。
ただ実際に使ってみると、月数百円でも十分に元が取れるツールだというのが僕の感想だ。単純なコード補完ツールと違って、「自律的にリポジトリを読んでバグを直す」という作業を丸投げできるので、時給換算するとコストが全然見合う。
まず試すなら、Anthropic ConsoleでAPIキーを作って月$5の上限を設定して始めるのが一番手軽だ。GCPを新規で作る時間があるなら$300クレジットを使う方が実質無料で体験できる。
「試した結果、どのプランに移行すべきか」については別の記事で詳しく書いているので合わせて読んでほしい。